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思ったこと

「最後まであきらめない」という務めは下手な管理者のもとでは超過勤務と結びつく。品質向上のために必要なのはコストと時間であるというマネジメントは、まず第一に無限のリソースなど存在しないという点で誤りである。リソースが無限に使用できるのであれ…

読書メモ

「現実は資本主義ではない」 「もはや、友愛は存在しない。我々にとって、政治だけが在る」 不可視委員会『The call (l'appel)』 Appel | Bloom 0101 「可能性の実在化」と「潜在性の現実化」はフィクションとノンフィクションに対応している。「可能性の実…

通学路

この人生でいちばん古い記憶は、和室へのおどろきだった。正確に言うと、ハタチになる年に出ていくことになるマンションのかつて和室だったあの部屋で、ようやく彼はこの自分というものを認識したのだった。人間のにおいが感じられないほどなにもない部屋の…

世界のわたしたち

エラー発生の被疑箇所を正常に動作する資材で置き換えるという極めてシンプルな論理性に対して、不謹慎さ、倫理観の欠如及び悪魔的な超越等の指摘はナンセンスだが、そんなセンスのなさがこれから生きることになる親子には与えられないでほしいというのがイ…

上田岳弘『私の恋人』

1716年、吉宗が徳川幕府8代将軍となった。享保の改革に着手し、この島国の黎明期をつくった。若冲が生まれたが光琳が死んだ。彼らのすばらしい絵画はいまでもなまで見ることができる。海の向こうの遠い場所でライプニッツが死んだ。人間のものごとのいしずえ…

180日がたとうとしている

カレンダーが止まっている。画質はスマホだと気にならなかったけど、写真とクッキーで楽になると思っていた。その地平に着いたとき、いったん家に向かうも、読まなきゃいけない気がするって言われた感じではあった。この車両にはないことを決めたけど、すご…

ゆとりですがなにか

父親との思い出、と言って思い出すこともあまりなく、かと言って恨んでいるということもない。 池袋のジュンク堂のうらの、いったことのない喫茶店で、最近のはやりだという角砂糖を見て、角砂糖は個別に包装されているものなのかもしれないと思っていると、…

あくび

あくびがうつるというのは、さまざまな実験により、科学的に証明されています。人と人の間はもちろんのこと、動物のあくびが人にうつったり、動物によっては人のあくびがうつったりすることもあります。 あくびがうつるのは本当だった! あくびがうつる理由…

マイクチェック、マイクチェック

このところ、フリースタイルバトルの動画をたくさん見ていた。あたりまえだけど、どもったり言葉が出てこなかったりしても、誰もなにも言わない。サ上さんがだいたいいつもテレビ的な演出で負けるのがおもしろい。R-指定さんはほんとうにすごいと思う。番組…

いぬのせなか座 2号 蔵出し

いぬのせなか座 2号 の詳細はこちら works|いぬのせなか座 先日、地点という劇団の『スポーツ劇』(作:エルフリーデ・イェリネク、演出・構成:三浦基、音楽監督:三輪眞弘、KAAT 神奈川芸術劇場他)を観ました。 話としては、戦時下に暮らすスポーツ選手…

合宿

いぬのせなか座 2号 の合宿(通い)が終わった。あとは座談の収録が残ってる。 家に帰ってきて読んでもらっていて、2号 に載せる日記のなかに下の話を書こうと思っていたのを思い出した。 イルカの目を持つ人間の子どもたち。日々の大半を水中で暮らす海の遊牧…

『スポーツ劇』

スポーツ劇 見ました 安全装置であるネット(スクリーンまたは三途の川?)と芝生の坂の舞台が遊び場としていいなと思った次第です。 反復横跳びと謎の単位で振り回される腕(たまに足)と韻を踏むわけでもダジャレでもないことば は俗物的なものでありアクチュ…

ある日

目が覚めると電車のなかだった。通勤の途中だった。南砂町から浦安までの車窓だ。朝はいつも快速に乗るので現在地はあやふやだった。周囲の建物が低く、天気がいい日も悪い日も見通しがよかった。川が大小三つある。ひとつは浦安の向こうだったかもしれない…

今日は

『マグノリア』という映画を観ました

ICF

空を飛べない生き物はどうやって自分が空を飛べない挫折感をやり過ごしているんだろう

アタマカラダ

アルフォンソ・リンギス「どう感じるか、どう見えるか」(『変形する身体』所収)より 私たちは、自分たちの心──目覚めていて、知覚したり思考したりする自分たちの心──の所在が、頭部にあるとみなすようになっている。 しかし 平均的なチベット人が行う瞑想訓…

古文

が苦手だった理由がわかった 春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる 夏以降のをかしを春がすでに引きずっているからだ 二階堂ふみ×最果タヒ「わからない」を肯定する二人の言葉談義 - インタビュー : CINRA.NET

ケネディ

外国のひとが急に大声でしゃべりだしたのでなにごとかと思って見たら見ず知らずのひとにハッピーニューイヤーマイネームイズケネディドゥユーリメンバーミー?とまくし立てている 見ず知らずのひとは英語が得意なようで堂々と相対していた ケネディは近くの…

書物は〈箱〉だという。 〈箱〉のなかでは行と列が並べられている。行と列の覚え方は、行の右側の「チョク」というのが水平方向、列は同じようにつくりの「リットウ」が垂直方向、よって行と列はx軸とy軸に対応している。そう情報処理の試験で勉強したけど、…

天体観測

目の前の海や流れ着いたこの島と太陽・星座との位置関係を読み取るか、あるいはGPSにより現在地情報を取得しようとするロビンソン・クルーソーと、排便後にケツを拭いたトイレットペーパーを見れないというバナナマン日村のエピソードが重なった。見えないも…

The Best Offer

ビリーの描いた《ポートレイト・オブ・クレア》は一度はやり過ごされ、ヴァージルは目の前のクレアを連れ出すcollectことに注力する。クレアと愛しあうようになったヴァージルは、やがて彼女に自分のコレクションをさらけ出す。私の前にこんなに女性がいたの…

プラネタリウム

わたしたちが魚の目で泳いでいるとき、南極は白夜と極夜を往き来している。凍てつく大陸の足下には湖が広がっていて、見上げると沈んでいく体を感覚する。水面が揺らめき、ぽつぽつと星々が瞬く。波はだんだんと薄らいでいく、無数の点滅が繰り返されている…

夢を見た。彼女は隣で寝ているのに彼女が「ただいま」と言ってバイトから帰ってきた。ぼくは帰ってきたほうの彼女を追い払う。夢から覚めても彼女は隣で寝ている。ほとんどの場合このように彼女は隣で寝ているので、ぼくは隣で寝ている彼女を信じて帰ってき…

「箸の持ち方って誰に習った?」ぼくは彼女に訊いてみたことがあった。 「おかあさんか保育園の先生だと思う」と彼女は言った。ぼくは誰に習ったんだろう。もし母親に習っていたのだとすると、息子がおかしな箸の持ち方で何年間も目の前で食事をしているのに…

小学校5年生の終わりまでの何年間か、いつから始まったのか思い出せないが、たしかに毎週火曜日と木曜日にスイミングスクールに通っていた子どもの頃のぼくは、すっかり泳ぎが得意になって、「かつてあなたは魚だったよ」と言われていい気になっていた。子ど…